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ワクチンはどんなもの?

ワクチンとは、菌やウイルスの毒性を弱めたりなくしたものです。
これを注射して体に入れ、体に反応させて免疫をつけます。その免疫のおかげで、菌やウイルスが入ってきたときに体が守られます。

予防接種はなぜ必要?自然に感染したほうがいいのではないの?

昔は近所の子が麻疹・風疹・みずぼうそう・おたふくに罹れば、わざと移りに行ったものです。自然にかかったほうが免疫が強く獲得できるこという場合もあります。
しかし、一方で感染症を発症することで、まれに起こる合併症(脳炎・肺炎など)を起こす危険もあります。そして、感染することで周囲へ病気を広げ、集団発生となる危険もあります。
⇒「自然にかかり合併症を起こすリスク」と「集団発生のリスク」を考えれば、ワクチンで予防できるものは予防するのが望ましいのです。
実際、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンの開始にて、恐ろしい細菌性髄膜炎は減りました。

生後2か月から開始が必要なの?

赤ちゃんは生後5~6か月までは、お母さんからもらった免疫によって、多くの細菌やウイルスから守られていますが、その免疫が落ち始めるころから、むしろ感染症にかかりやすく重症化する危険がでてきます。
そのため、生後5~6か月までにワクチンの効果を発揮させるために、生後2か月からの開始が必要なのです。
(麻疹風疹ワクチン・水痘ワクチン・おたふくワクチンは生ワクチンといってお母さんからの免疫がある間は効果が弱くなるため、1歳から開始となっています。)

なぜ、何回も接種するの?

追加接種によって、免疫を長持ちさせるためです。

ワクチンがたくさんあるが、同時接種しても大丈夫なの?

はい、同時接種して大丈夫です。どの組み合わせでも安全に接種できることが今までの研究で分かっています。
ワクチン接種後の副反応は、一定の割合で起こりますが、同時接種によって、その割合が増えることはありません。
もちろん、同時接種によって効果が落ちたり・強くなることもありません。

ワクチンの副反応はどのようなものがあるの?

そんなことはありません。B型肝炎ワクチンも水ぼうそうワクチンも以前は任意接種でした。
任意接種のワクチンも、効果と安全性が十分に確認されているワクチンです。その重要性は定期接種ワクチンと同じです。

そのほか、疑問あれば、ご相談ください。